みなさん、こんにちは(^^)
YouTubeにてカメラや撮影技術の情報を発信しております。
Jimaと申します。
2024年12月に開催されたワークショップ「レンズ2週間貸し出します!写真家・上田晃司のレンズパーフェクトレクチャー」のイベントレポートです。
当日の流れやワークショップの内容や雰囲気、参加者様の様子など次回開催分のワークショップの参考になれば嬉しいです。
今回、2024年12月8日にmeriken gallery & cafeで開催されたワークショップ「レンズ2週間貸し出します!写真家・上田晃司のレンズパーフェクトレクチャー」に記録係として参加しました。
このワークショップでは写真家・上田晃司先生の経験談や作例を参考にしつつ、40種類を超えるNIKKOR Zレンズについて魅力を学びます。
撮影対象や利用シーンによって、どのレンズが最適なのかを体系的に学べる内容でした。
このレポートでは広報的な内容ではなく、私自身ひとりの参加者として気づいた点などをお届けします。
このワークショップでは、NIKKOR Zレンズについて以下の内容が学べます。
午前の部では各レンズのカタログからは読み解けない魅力を学び、午後の部は希望レンズを持ち出しての撮影実習となります。
そして撮影実習後は教室に戻り、各参加者が提出した作品を上田先生が講評するという流れでした。
そしてイベント後は希望レンズを二週間、借りることが出来るという大満足の内容です。
午前の部ではNIKKOR Zレンズの基礎知識や自分に合ったレンズを選ぶコツを学びます。
早いもので2018年の秋、新たにニコンより登場となったミラーレス一眼カメラ Zマウントシステムから約6年が過ぎました。
当時はNIKKOR Zレンズは選択肢が少なくFTZ(マウントアダプター)を利用して、超望遠やマイクロレンズはFマウントレンズを活用することが前提となっている部分もありました。
それが今となってはマイクロ(MC)レンズや超望遠レンズ、高倍率ズームに気軽なF/2.8一定ズームや優しい表現力の単焦点F/1.4シリーズなど40種類以上の豊富なラインアップとなっています。
こうなると「レンズの選択肢が少ない」という状況から「どのレンズを選ぶべきか迷う」という悩みが出てきます。
各レンズの製品ページに特徴や作例等が掲載されていますが、それだけでは数万円から数十万円する高価なレンズを購入するには勇気が必要です。
カメラのレンズには焦点距離や開放F値に携帯性、描写性能など個性があります。 数年前は各焦点距離や開放F値などカタログスペックで見てもレンズ選びが気軽でした。
それが、今となってはNIKKOR Zレンズは40種類以上となりました。
前まではレンズの種類が限られていたので「こう撮りたいなら、このレンズ一択」でしたが、今は「こう撮りたいならコッチのレンズ」など何を重視するか知識が必要となります。
午前の座学では作例や撮影テクニックに加え、各自が試したいレンズやどのように撮影すると表現力が豊かになるかを学びます。
YouTube等で情報発信する私もよく以下のようなレンズで悩まれていると相談されることも多いです。
同じカメラでも撮影対象や利用シーンによって最適なレンズは異なります。
こういったレンズ選びの悩みを解決できるワークショップは貴重な場だなと改めて実感しました。
さて、カメラやレンズの基礎を学びました。 各レンズ別に意識すべき撮影テクニックも学びました。
各自が興味のあるレンズが目の前にある状態が続くと参加者の皆様も「早く撮りに出かけたい」というソワソワ感が出てきます。
いよいよ、学んだ知識と興味のあるレンズを撮影で試す時間です。 ワークショップ会場の近くには港があるため、集合して上田先生の説明を聞きます。
撮影実習の始めは同じルートを歩きつつ自由に撮影します。 最近、流行りのフォトウォークに近い感覚です。
皆さん同じ場所で撮影していますが、カメラやレンズが異なるので撮れる写真も異なります。
各自が自由に撮影しつつ時折、上田先生より「こう撮ると良いよ」や「ここから撮ると面白いよ」など的確なアドバイスをいただけます。
また皆さんが撮影した写真を上田先生に見てもらい、改善点や意識したい点の説明等もありました。
答えを探しつつ撮影するのも大事ですが、撮影後すぐにアドバイスをいただける時間は学びが大きいです。
当日は快晴で撮影日和、皆さんが笑顔で楽しく撮影している様子が印象的でした。
撮影時に意識しているポイントや高さにアングル、構図など同じ場所で撮っていても各自それぞれ異なる写真となります。
今年は暖冬だからか12月でも一部の木々には紅葉が残っていました。
ローポジションでの撮影や海を背景にしたストリートフォトを皆さん楽しんでいました。
撮影者が動きつつ撮ることも大切ですが、ひとつの場所を決めて移ろいゆく環境を観察しての撮影も大切です。
噴水がある場所では逆光気味の場所からドラマチックな撮影を楽しむ場面もありました。
時折、参加者同士で撮影した写真をチェックする時間もありました。
皆さん撮影を楽しみつつ、後ほど講評会で提出する作品を意識した写真を撮り始めます。
とても熱心に撮影される姿や「この写真をさらに良くするには、どうすればいいのか?」を上田先生に尋ねる姿もありました。
自由気ままに撮る時間も楽しいですが、今回のように「後ほど作品を提出する」という課題があることは学びに対する集中力の向上に繋がるなと実感しました。
さて、そろそろ教室へ戻る時間となりました。 15時から各自が撮影した写真から自信作を選ぶ時間となります。
教室(meriken gallery & cafe)は港の近くなので数分で戻ることが出来ます。
いよいよ大事な作品選びの時間です。 実はこの写真を選ぶ作業が意外と難しいのです。
3枚などであればお気に入りを気軽に選ぶだけでよいのですが、「私の作品はコレです」と1枚を選び発表するのは悩みどころです。ここからは各自が提出した作品について想いを解説します。
カメラで写真を撮っている方でも1枚の写真について発表すること、何を意識して撮影したかを言語化することは大切です。
このワークショップではレンズの基礎や選び方を撮影実習に出向き、各自の自信作を発表するという流れで学ぶことが出来ます。
1時間ほど各自の作品発表の時間があり、16時頃にワークショップは終了となりました。
イベントレポートはいかがでしたか?
今回のワークショップ(レンズパーフェクトレクチャー)は定期的に開催されており、久しぶりにお会いする参加者の方々も多くいらっしゃいました。
初めての方はもちろん、過去に参加した方も別レンズを試す場として継続して参加することからも充実したワークショップであると実感できます。
また、2週間のレンズ貸出期間に撮影された作品から3枚を事務局へ提出することで後日、上田先生から講評ビデオが届きます。
参加時はもちろん、参加後も充実の内容であるワークショップに興味のある方は次回の開催時に是非、ご参加ください。
私自身、記録係や冒頭の案内等で参加させていただき皆さんの真剣に学ぶ姿に良い刺激を受けました。
そして改めて写真、カメラは年齢など問わず誰でも楽しめることが強みだなと実感しました。
またワークショップと同時開催の合同写真展にゲスト出展していました。
こういった定期的なイベントは作家活動の振り返りや一区切りとしても貴重なイベントだと思います。
このイベントレポートが参加者の振り返りや次回、参加を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
最後までこの記事を読んでいただき、ありがとうございます。 また次回のイベントレポートでお会いしましょう。
<プロフィール>
Jima(じま)/ 写真家・Nikon系YouTuber
5年間フォトスタジオにて活躍後、管理職として得た知識と経験を活かし独立。
現在は法人を立ち上げ撮影のみならず情報発信を含め幅広い領域へ活動の場を広げる。
◆活動内容
チャンネル登録者数3万人のYouTubeチャンネル「カメラ塾【JimaTube】」を運営。
カメラや写真、撮影知識に関する情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中。
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